
使うなら本物のコアウッド。偽せ物は、お客様に失礼ですから。
ハワイアンミュージックに欠かすことのできない弦楽器、ウクレレ。
世界最高峰と称されるウクレレを100年以上、三代にわたってつくり続ける『カマカ』は、自社のウクレレの原材料として、ハワイでしか見つけられないコアという木材を使います。
三代目のクリス・カマカ氏は、以前『MALULANI』に登場してくれた際、その理由をこんなふうに話してくれました。

「ほかの木でももちろんつくることはできるし、僕もさまざまな木材でウクレレづくりを試してみたけれど、納得いく音色をつくり上げられるのは、コアだけだった。ところで、ワイレアもショップにコアを使っているんだってね。なぜなんだい?」
クリス・カマス氏の言葉通り、ワイレアでは、創業以来、20年以上にわたってジュエリーディスプレイをはじめとする店内の什器にコアの原木を加工して使用しています。
ハワイの大自然に根を張るコアは、毎日2,000リットルもの水を必要とし、強い海風にさらされながらゆっくりと年輪を重ねていくため、幹が堅くひきしまり、耐久性に優れた木材。
独特の特徴的なのは、カーリーと呼ばれる虎のような杢目。迫力があって気品に充ちた模様は、幼木のうちから暴風などの影響で倒立を繰り返し、繊維が切り裂かれるために生じるもの。いわばコアと自然の対話の記しなのです。

ハワイ語で「勇敢・勇者」を意味し、古のハワイの王族たちにこよなく愛されたコアは、家具や宝石箱をはじめ、骨壺!にまで使用したと言われています。
ワイレアでは、いまでは希少品となったコアの原木を、伐採を許可されている現地の材木業者と交渉して直輸入。日本の気候に合うように国内でゆっくり乾燥させて、什器として使えるようにしていきます。
時間と手間をかけてはじめて、コア特有の杢目がくっきりと、鮮やかに浮かび上がってくるのです。





ワイレアは、なぜこんな面倒までしてコアの木を使うのか?クリス・カマス氏は、きっとそう言いたかったのでしょう。
答えは、シンプルです。
ハワイアンジュエリーの正統を受け継ぐブランドでありたいから。そして、こんなワイレアを愛してくれるお客様のために、おもてなしのすべてにこだわるのは、当然のことだと考えているからです。
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