[ハートのレイ]ワークショップ開催レポート
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5月27日に湘南店でレイ作りのワークショップが開催されました。ワイレアをご愛顧いただいているお客様をご招待して行うこのイベントは、今回で3回目。「レイマルラニへアロハ」主宰の松山恵先生を講師にお迎えし、上品で愛らしいハートのレイを作っていただきました。
今回は、歓迎の気持ちを込めて贈る「ウェルカムレイ」を作ります。材料は、デンファレという蘭の一種。「蘭の島」といわれるほど、ハワイでは蘭の栽培が盛んにおこなわれています。ことにデンファレは1年を通じて咲き、長持ちすることことから、プルメリアと並ぶ代表的なレイフラワーです。
「そのまま繋げても、華やかで素敵なレイになりますが、今回は、花びら部分を折り曲げて、ハート型にしたものを繋げていきます」(松山先生)
レイ1本分で50個ほどの花を1つずつ、丁寧に花びら1枚ずつに分けることからスタート。根気のいる作業ですが、松山先生や「レイマルラニへアロハ」スタッフにもお手伝いいただいて、和気あいあいと会話も弾み、和やかな雰囲気のなか、作業がすすみます。
デンファレにはいくつかの色がありますが、今回、松山先生が選んだのは、鮮やかな紅紫色のもの。中心が白く、外側へ向かって濃い紅紫へとグラデーションをなす部分を、左右から折り曲げて、重なりの中心に針と糸を通して繋げていきます。
「まっすぐに繋げていく、もっとも基本的な作り方です。ハート5個くらいの間隔でリップ(唇弁)を挟んで、羽根に見立てました」(松山先生)
リップとは、花の中央に突き出ている部分。濃い紅紫色の羽根が素敵なアクセントになっています。
ご夫婦やご家族でのご参加も。レイメイキングに初挑戦のお子さんや男性が、スムーズに作業していく様子は、松山先生も驚くほどでした。
「伝統的なレイメイキングは、家族に代々伝えられ、その家や教えてくれたKUMU(先生)の色使い、素材選びなど手法も受け継がれていきます。ですから、実はハワイのレイメーカーは、男性が多いんです」(松山先生)
「お花は1種類、作り方もシンプルですが、ハートの膨らみや大きさがそろうように針を通す位置を調整しながら繋げていきましょう。また、首側を小さく、胸側に向かって少しずつハートを大きくしていくのも素敵ですね」(松山先生)
生花はすぐ乾燥してしまうので、スプレーでこまめに水を吹きかけながらの作業。松山先生やスタッフのアドバイスに耳を傾けながら制作を続けて約2時間、一人ひとりの真心が連なるハートのレイの完成です。
見た目は華やかですが、デンファレの香りはとても控えめで、優しく、清々しい気持ちにさせてくれます。ご自身が作ったレイをかけて記念撮影をする際、ほのかに漂う花の香りとともにハワイの風を感じていただけたはず。梅雨も間近い5月のワイレア湘南店も、そよぐ風がハワイを心に甦らせてくれる特別な1日となりました。
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